昨日大和葛城山に登ったが、ロープウェイの山上駅を降りてすぐのところにある葛城天神社で、護摩焚きが行われていた。
これまで見た護摩焚きはお坊さんが読経をしてから火をつけたが、昨日のは長い長い口上のやりとりをし、弓を放し、刀で振り払い、まさかりで切るような所作をし、それから火をつけた。
何となくこれが正統な修験のスタイルだろうと思う。
ちょうどいいところに巡り合わせた。
面白かった。
修験道とは、縄文時代から受け継がれてきた日本古来の自然崇拝のとりわけ巨岩や山などの崇拝などの漠然とした宗教心を、主に仏教の思想体系を取り入れ、さらにその他中国の宗教である道教や儒教なども取り入れて形作られた日本独自の宗教であるのかもしれない。
護摩焚きはもともとインドが発祥で、密教の行事である。。
「供物」「供物をささげること」「犠牲」「いけにえ」を意味するサンスクリットのホーマ(homa)を音訳して書き写した語であるらしいが、それもうまく取り込み自然崇拝と組合わせている。
こうした自然と一体となる信仰の人ばかりであったなら、日本の国土もこれほど壊されていないだろう。
動画を少し撮った。
https://youtu.be/HD3oOetEJHc
護摩の周り四隅を回りながら矢を射る。
この女性は刀で祈祷した。
今度はまさかり。
護摩の種火。
火がつけられた。
時間が少なかったので最後まで見なかったが。途中で振り返ると護摩の煙が見えた。
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