何年ぶりかで訪れたとがの木茶屋。
熊野古道の番組があると必ずと言っていいほど紹介される茶屋である。
ここはもう5回以上来ている。
久しぶりだったがほとんど変わっていなくてうれしかった。
以前いた名物女将さんは施設に入っており、茶店は村人が交代で番をしているという。
この日の当番の方の話はめちゃ面白かった。
お茶を出してもらって、1時間くらい話をした間中、笑いどうしであった。
入り口の案内の張り紙は、英語であった。
そういえばここに来るまでの間、出会ったのは外国の方2人だけであった。
天井の梁なども昔のままである。
囲炉裏は外国の人にとっては珍しく、写真を撮っていくそうである。
茶屋内はいたってシンプルである。
時間があるときは折り紙でしおりを作っているそうで、2つほど頂いた。
訪問記録には先ほどであった外国人の名前も書いていた、オーストラリアはメルボルンの人たちだった。
中国のウォーカーは大雨の中歩いたと書いていた。
日本人はあまり書いてくれないそうである。
キャンプをするなということを書いている。
ここは物販施設でないが山道を歩いて普通の観光ルートだと思うらしく、何か食べ物を求めてくるらしい。
そういう人があまりにも多いので、やむを得ずカップヌードルを置いたが、これがまたよく売れるらしい。
「カップを開けて湯を入れて出してあげるのだけれど、200円では儲けにならんね」
と嘆いていた。
「ペットボトルをあげるから野中の清水の水を汲んで帰ってください」
ということで2本のペットボトルを頂き、清水に汲みに行った。
野中の清水は変わっていなかった。
水は豊富に流れていて1リットルのペットボトルはすぐいっぱいになった。
茂吉の歌碑がある。
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